青春の1ページ

青春時代!  特に深い思いではないが悪いことを沢山したかな

部活も入らないで毎日たまり場でロックをガンガン聴きながら

煙草をふかし、夜な夜な街を徘徊して当時はエロ本の自販機

が普通にあったのだ

煙草もタスポなんかいらないし、セブンスターが220円だったかな

ジュースもほとんどが瓶でペプシの750mlが大人気の時代

エロ本の自販機では下から手を突っ込んで取ろうとしたり

南京錠で扉が閉まっていたから金のこで削ったり

今考えてみたら犯罪ですよ

16歳で原付の免許を取得し当時はノーヘルがOKだったのでポマードでベタベタな頭に

杉山清貴バリのサングラス

用もなく好きな女子の家の前で人を待っているふりをして格好をつけて

煙草をふかしてね

勿論お巡りさんが来れば猛ダッシュ

当時は今と違いそんなに警察もうるさくなかった

補導はされるが親が迎えに来れば直ぐに帰れたし原チャリも直ぐに返してもらえた

そうこうしているうちにもっと大きなバイクが欲しくなりひたすらバイト

1年位バイトを続け憧れのTZRの250を購入

毎日仲間で峠に走りに行き誰が一番倒せているかなどを競っていた

まさか事故が起ころうとは誰も知らないままでね

いつも通り峠に集まり普通に会話をして今日はうちに晩飯食いに来いよってのが

最後の言葉

バイクでコーナーを攻めてバランスを崩してそのまんま転倒

運悪くそこに乗用車と友人が接触

人があんなに飛ぶとはだれも思わないだろう

僕もそうでした

上半身と下半身がねじれていた

足も手も変な方を向いていた

誰も動けず啞然としていた

乗用車の運転手が慌てて降りてきて直ぐに救急車を呼んでくれと叫んでいた

警察と救急車がやってきた 当時は携帯電話等なかったので事故が

起きてからかなり後に友人の親に連絡がいった

僕たちは警察署であったことを聞かれていた

警察署の地下で友人は寝ているようだった

幸いヘルメットをかぶっていてので頭や顔に損傷はなかった

布団が掛けられていたので身体がどうなっているかは見なかった

友人の母親に身体は見ない方がいいよと言われた

よっぽどひどかったらしい

あばら骨は全部折れていたらしい ショックだった

起こせば起きそうなくらいきれいな顔をしていた

みんな無言で帰っていった

その事故をきっかけに僕はバイクに乗るのをやめた

勿論今も乗る気はない

友人の最後の言葉が果たされることはないが線香をあげに行くと

その母親と一緒に晩御飯を食べることにしている

これが一番思い出の深い青春の1ページ